UDトラックス株式会社は、下記の大型トラックおよびバスのエンジンにおいて、以下の不具合があったとして、該当車種のリコールを届け出た。
「不具合の内容」
1.エンジンオイルの交換時期の設定が不適切なため、使用条件が厳しい場合、設定期間より早くエンジンオイルが劣化することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、オイルミストセパレータにスラッジ(燃焼で発生する煤やオイル中の劣化物)が堆積して、目詰まりを起こし、クランクケースの内圧が上昇、エンジンオイルが吸気系に流入して、意図せずエンジン回転が上昇し、エンジンが破損するおそれがある。
2.オイルポンプの製造のばらつきにより、ポンプのギヤシャフトが傾くことがある。そのため、ギヤの歯面が摩耗し、そのままの状態で使用を続けると、ギヤが破損してエンジンへの供給油圧が低下し、エンジンが焼き付き路上故障や火災に至るおそれがある。
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製品名:スペースアローA
型式:LKG-AS96VP
リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲および製作期間:
AS96VP-20001~AS96VP-20016平成22年9月22日~平成23年2月25日
製品名:スペースウィングA
型式:LKG-AS96VP
リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲および製作期間:
AS96VP-20005~AS96VP-20017平成22年11月2日~平成23年3月17日
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合がある。
※対象車の製作期間は購入時期と異なる。