ヤマハ発動機株式会社は、下記のスクーターにおいて、以下の不具合があったとして、該当車種の改善対策を届け出た。
「不具合の内容」
1.動力伝達装置において、セカンダリシーブ(固定側)のシーブとボスの溶接が不適切なため、溶接部の強度が不足しているものがある。そのため、走行条件によって溶接部に亀裂が生じ、そのままの状態で使用を続けると、溶接部がはがれて動力が伝達できず、走行不能となるおそれがある。
2.原動機において、シリンダヘッドガスケットの製造が不適切なため、シリンダとシリンダヘッドとの合面のシール面圧が不足しているものがある。そのため、シリンダとシリンダヘッドの隙間から燃焼室内にエンジンオイルが流入し、流入したオイルより生成されたカーボンが堆積され、堆積したカーボンが吸気・排気バルブのシール面に噛み込んで燃焼室内の気密性が損なわれ、始動不良やエンストに至るおそれがある。
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製品名:シグナスX XC125
型式:EBJ-SE44J
改善対策対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲および製作期間:
SE44J-100101~SE44J-290846(平成19年8月17日~平成25年1月22日)
製品名:シグナスX XC125SR
型式:EBJ-SE44J
改善対策対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲および製作期間:
SE44J-130101~SE44J-290946(平成19年10月18日~平成25年1月23日)
製品名:アクシストリート XC125E
型式:EBJ-SE53J
改善対策対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲および製作期間:
SE53J-100101~SE53J-147482(平成21年7月14日~平成25年1月28日)
SE53J-147483~SE53J-163784(平成25年2月5日~平成27年8月31日)
※改善対策対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合がある。