ICHIROさんインタビュー Vol.1

ICHIROさん 本格的ブルースギタリストとして、さまざまな音楽活動を展開中のICHIROさんが、ギターラボ登場です!

現在はブルースロック・トリオ「THE SONS」の全国ツアー中!




愛用のストラトを弾いてくれるICHIROさん



小5でギターに目覚める

■最初に、ICHIROさんが「ギターを弾こう」と思われたきっかけを教えていただけますか?

きっかけは小学校5年生のとき。おれの幼なじみが、その年でもうベースをやっていて、その兄貴がギターをやっていたんです。それでその兄貴にギターを習ったのが最初です。

■小5といえば10歳ですよね。かなり早いスタートですね。それはエレキギターだったんですか?

うん、エレキ。キッス(KISS)とかそのへんです。10歳からだから、もう27年になるね。早く音楽に目覚める人は、だいたいそのくらいだと思うからふつうじゃないかな。




最初のギターはレスポールモデル

■最初に買ったギターは何ですか?

グレコのEG600かEG500、というレスポールモデル。買ったのは中2のころですね。

■教則本を買って、練習されたんですか?

おれは青森出身なんだけど、教則本とか見たことがなかったのね。全部自分でコピーして覚えていったので、本を見てという過程は経ていないんだ。幼なじみの兄貴に習って、そこから始まっているからね。習い始めたのは小5から。

■ではその人が最初のお師匠さんになるわけですね。

そうだね。今でもTHE SONSのライブで青森に行くと、その先輩(幼なじみの兄貴)のバンドと対バンでやるんだよ。

■最初のギターは今でも……。

いや、もうないねー。いつどこでどうやって、おれの手元からなくなったのかは覚えていないけどね(笑)。買ったギターも多いけど、手放したギターも多いからね。




キッスのコピーからスタート

■お師匠さんを「超えたな」と思ったのはいつくらいですか?

習い始めて1週間後かな。

■えー! 1週間ですか?

そうだね。

(一同爆笑)

ものの覚えは早いほうだと思う。教わったことはすぐにできるようになったね。まあ、できるようになったといっても、微妙なニュアンスまではわからないけど、 教わったことができるようになったのは、1週間後。ほんと寝ないでやったしね(笑)。あとドラムにも興味があって、ドラムもやったりしていたのね。本格的 にギターで、っていうふうになったのは高2だね。

■小5でギターを習い始め、ドラムもやりつつ、中2で初めてギターを買って、高2でギターに絞った、という流れですね。

そうだね。キッスやエアロスミスが好きだったので、ジョー・ペリーやポール・スタンレーみたいに、ギター弾きながら歌ったりするのが楽しかったね。
キッスのコピーバンドから始めたんだけど、やっぱりそういうジェネレーション的に反抗期になるから、そこでパンクにいっちゃって……。パンクをやっていたころ は、親は「いったい何やってんだか」って思っていたと思うんだけど。パンクって音楽もファッションも乱暴でしょ、メッセージはあるんだけどね。親としては 「ちょっと……」だったかもしれないけど、高2、3年のころはパンクにハマってたねー。
その時期に同時にロカビリーとかも聴いていたんだけどね。




ICHIROさん



不良だったのでモッズが好きだった

■話が戻るかもしれないんですが、初めて人前で演奏されたのはいつごろですか?

それはね、中3の学祭。RC(サクセション)とモッズのコピーをやりましたね。青森のいなかだったので、「はやりもの」しか情報が入ってこないのね。インターネットもまだない時代だったし。
だからモッズ、BOOWY、シーナ&ロケッツとか……。そのなかでもモッズが好きだったんだね。不良だったから(笑)。

■そのころからギターとボーカルをやっていたんですか?

いや、ギターだけ。ボーカルをやり始めたのは東京に出てきて、アマチュアバンドをやっていたころからだね。

■バンドの練習って、どんなところでやっていたんですか?

あのね、ドラムのやつの家に蔵があったのね。その蔵にみんなで楽器を持ち込んで、学校帰りに毎日やってた。




スティービー・レイ・ボーンの音に出合って

■ギターで身を立てよう、と思われたのはいつごろですか?

うーん。それはね、弾いてすぐのころかもしれない。
弾く前に、ロックを聴いた時点で何かを感じていたんだと思うんだけど。小5でキッスを聴いたときにね。それはものすごい衝撃で、「いったいこれはなんだ?」 という衝撃と、心地よさ。そこから始まっていると思うんだけど、実際は中2にギターを買って弾きはじめてからだと思う。

■なるほど。やはり早いですね(笑)。ICHIROさんはいわゆるブルースギタリスト、という呼ばれ方をしていますよね。実際にブルースに目覚められたのはいつころのことですか?

それはね、二十歳くらいのころだね。東京に出てきて、アマチュアバンドをやっていたころだらだらと生活していた時期もあって。もちろんプロになろうと思って 出てきたわけだけど、どうやったらプロになれるのかもわからないし。とりあえずバイトをしながらバンドをやって、そのころはホコテン(原宿の歩行者天国) で演奏していたのね。

あるときFEN(ラジオ局の名称:Far East Network。現在はAFN=American Forces Networkに改名)を聞いていたら、スティービー・レイ・ボーンとジョニー・ウィンターが1曲ずつ流れたのね。それを聴いて、特にスティービーの(ギ ター)プレイとサウンドにすごくひかれちゃって、そこからバーっと入っていって。二人ともテキサス出身だ、とか調べて、どんどんどんどんのめりこんでいっ たんだね。

おれの叔父が、青森でアナログ盤(レコード)をかけるジャズバーをやっていて、そこでジャズやブルースをかけていたので全然違 和感もなくて。「あーこういうの、よく聴いてたな」っていう感じがそこによみがえったんだよね。だからなおさら自分のなかに入ってきちゃって。そこからブ ルース、ブルースロックに走りました(笑)。




---最初からエレキギター。実はギターラボ登場ギタリストのなかでは、ICHIROさんが初めてです。次回はプロデビューのころのお話が登場します。どうぞお楽しみに!

●文:Yahoo!オークション



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