ICHIROさんインタビュー Vol.3
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「ライトニングブルースギター」のすっごい全容が明らかに! ICHIROさんインタビューの第3弾です! |
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ブルースしようぜ ■ソロデビューからSONS OF BLUES(現在のTHE SONS)結成まではどれくらいあったんですか? けっ こうすぐだったね。ソロでデビューして、ちょっとしてからフジパシフィックの関係で、ツイストの再結成ライブがあるって知ったんだよね。で、ギターの松っ ちゃん(松浦善博さん)に会いたくて「連れていってよ」って頼んで、行ったところで鮫ちゃん(鮫島秀樹さん)に会って、あいさつ程度の話をしたのね。 そ の後しばらくしてから、大阪のギターショップが主催するイベントの話があって、松っちゃんから「そこで何かやろうか」って電話があって、オレと松ちゃんと 鮫ちゃんと。ドラムは元エコーズの今川(勉)くんだったんだけど、病気で出演できなくて、たまたまゲストボーカルで参加していたジョニー(吉長)さんがい たのね。 ジョニーさんはピンククラウドを解散したばかりのころで、「じゃあジョニーさんにドラムたたいてもらおう」ということになったのね。その ライブがおもしろかったので、このメンバーで何かやろうよということになって。曲を作ろうとかそういうのではなく、「バンド名をつけてジャムしようぜ」と いうことでね。 で、合言葉が「ブルースしようぜ」だったので、バンド名を「SONS OF BLUES」にしてやりましたね。 ■今はバンド名が「THE SONS」ですが、それは何か理由があったんですか? うん。クレームがきちゃってね。 |
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本家本元からクレームがついて、改名 ■え? バンド名にですか? シカゴにビリー・ブランチというブルースハープのプレーヤーがいて、彼はオーティス・ラッシュのバックにいたんだけどね。彼のバンドで「ビリー・ブランチ& ザ・サンズ・オブ・ブルース(Billy Branch & The Sons Of Blues)」というのが70年代からあったの。それは知ってはいたんだよね。 で、「クレームがきたら変えればいいや」って思っていたのね。 去年オーティス・ラッシュと日比谷野音でフェスをやったんだよね。そのときオーティスのバンドで来ていたギタリストが、その「ビリー・ブランチ&ザ・サン ズ・オブ・ブルース」のギタリストだったのね。「おまえらSONS OF BLUESって、おれたちのバンド名だぞ」というようなことを言われて、それでフェスが終わったらさっそくアメリカからダイレクトにクレームのメールが届 いて。 「おれらは別にメジャーでやっているわけじゃないし、OKだろ?」って返信したら、「日本でフェスを見たお客さんが混乱してるから」ってことになってね。それで「わかった」って。 当然こちらは彼らをリスペクトしているわけだし、ビリー・ブランチは大好きだし、それで名前を変えたんだよね。 ■そうだったんですかー。でもすごいですよね。本家本元と共演して、それでクレームになったんですからね。 そうだね。しょうがないよね(笑)。逆にそれで名前が広まったからOKかなってね(笑)。 |
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トリオは基本 ■なるほど。最近松浦さんが抜けて3人ですよね。 そうだね。ドラムもロジャー(高橋さん)に替わって、はじめてのトリオでのツアーということになるよね。けっこう楽しい。「THE SONS / TAOS」というアルバムは4人で録音しているから、松っちゃんのギターのパートも弾いたり、コーラスも3人で割り振りしたりしないといけないけど。 でもね、3人には3人の良さがあってね。緊張感とかね。リハはけっこういい感じでできてるんだよ。 ■一人いなくなったことをネガティブに捉えるんじゃなく、プラスの方向に考えるということですね。 そうだね。おれはもともとトリオバンドから始めたし、トリオバンドが基本、みたいなところがあったからね。違和感はないよね。THE SONSから初めて4人編成という形態になったからね。 どちらかというと、ハウンドドッグでギター二人にキーボードに、っていう編成に慣れている鮫ちゃんのほうが大変なんじゃないかな、って思ってる。音の厚みの付け方とかね。 ■トリオって基本のような気がしますね。クリームとか、Johnny,Louis&Charとか……。 ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス、BBA……。うん。ベーシックな必要最小限だと思う。ロックバンドの基本はトリオだと思う。そこで、どれだけできるかっていうのが、その人のポテンシャルを図るバロメータだろうね。 ■キーボードを入れてみようとか、そういう考えはないですか? いや、この先そういうのもありかな、とは思っているよ。それはサポートになるか、メンバーになるか。そのへんはまだわからないけどね。ただキーボードなの か、もう一人のギターなのかは、決めていないけどね。でもまあ今年はトリオでツアーをやっていこうと。そのライブをやったり、曲作ったりしていくうちにわ かってくるんだろうけどね。 |
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聴かせて、見せてなんぼ ■ICHIROさんが、ギターを弾いて初めてギャラをもらったのって、いつごろですか? うーん。ホコテンかな? チップじゃないけど、お金置いていってくれる人がいるからね。あと渋谷のハチ公前でゲリラライブをよくやっていたから、そのときかもしれないな。いわゆるストリートだよね。それ以外だとプロになってからだね。 ■自分が想像していたプロの音楽の世界と、実際はどうでしたか? 最初は想像すらできないから、できないがゆえにギャップにも気がつかなかったしね。でもね、けっこう面倒くさい世界だと思ったね。人間関係がね。結局は人と人との付き合いになるし、「あいつ嫌い」とかね。 ■音楽的なストレスとは別のところで、ということでしょうか? いや、音楽的なこともその先にはあるんだけどね。 最初に目の当たりにしたときは、妙な人間関係でできているんだな、という感じ。その後に音楽的な部分でいったら、極端な言い方をすると、うまくなくてもいいからかっこよく見えればいいという日本の音楽の文化みたいなものが、おれはすごく嫌だったのね。 そういうことを体験したことがあったの。おれはプレーをするなら、最高のプレーがしたいと思って、そういうスタンスでやっていたんだけど、ある現場で「プ レーなんかどうでもいいから、パフォーマンスしろ」って言われたのね。だったら「おれじゃなくて違うやつを使えよ」「おれはプレーにこだわりたいから」っ て言ったのね。 今になって思うと、それは全部を否定できないなとは思うんだ。ただ聴かせることの大事さを捨ててまで、見せることを優先す るっていうのは違うなって、おれは思うのね。見せて聴かせてなんぼだと思うから、それぞれの現場で違うんだってことも勉強はしたけど、でも聴かせることを スポイルしてまで見せるっていうのは違うだろって。 音楽なんだからさ。音楽があって、そのうえで見せなきゃいけないんじゃないの、って。 自分は、スタジオミュージシャンで生きていく気は全然ないし。そういうおれが必要ないならそれはそれで仕方ないよなって思うしね。おれは、おれのやりたいことをやっ、て自分の道を進んでいきたいからね。 ■ということは、ICHIROさんに声をかける側は、そういうICHIROさんの音がほしいから、声をかけるわけですよね。 そうだね。だいたい好きにさせてもらってるよね。それで最初に来た話が、藤井フミヤさんだったんだよね。昔(日清)パワーステーションで「サタデーナイトロックンロールショー」っていうのをやっていて、それをTVKがオンエアしていたのね。 それに出ていたおれをフミヤが見て、「レコーディングに来てくれないか」っていう話がきたんだよね。ほんと「好きなようにやってくれ」って。 アレンジを担当していたのが辻剛といって、辻君とは仲良かったので、解けこんで和気あいあいとできたんだよね。(Yahoo!オークション注:「藤井フミヤ / R&R」1995年リリース作品) だからおれを必要としてくれているところでは、全然OKだよね。おれは便利屋になろうとは思わないからね。最初はフミヤ。彼も思った以上にロックで、頭も柔軟だったしね。すごくやりやすかった。 |
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すごいメンツ、最高だよ! ■ほかにはどういうお仕事があったんですか? 寺田恵子ちゃんとか、ZIGGY。いちばん長くやったのがダイヤモンドユカイ。ユカイくんとは10年くらいやっていてね。 ■今現在はTHE SONSの活動が中心で、田村直美さんのサポートがあったり、ですね。 そうだね。あと、ソロワークは表立ってはやっていないんだけど、1996年に「ライトニングブルースギター」っていうイベントをやって、それが今年もあるのね。 フジロックフェスティバルの2日目と、8月にツアーを5本かやるんだよね。それにソロで出ます。それがすごく楽しみ。 ■どんなメンバーなんですか? えっとね。チャーさん、石田長生さん、山岸潤史さんとおれの4人は5か所全部に出演するのね。あと会場によってチャボ(仲井戸麗市)さんと、蘭丸さんと、鮎川誠さんと、西慎嗣。 あと大阪のサボイトラッフルというバンドがあってそこの住友くん。名古屋のジミヘンのコピーバンド「しげおロールオーバー」の中野しげおさん。おれ大好きなんだよね。 鮎川さんは東京と福岡、とかそういう風にね。バックは現在ニューオリンズに在住している山岸さんの「パパ・グロウズ・ファンク」っていうバンドがホストバンドをやるのね。そこにギタリストが入れ替わり立ち代りでギターバトル、そんな感じだね。 ■すごいですねー。 最高だよ。絶対! 毎年やってって江戸屋に言ってるんだけど、今年で2回目。最高だよ。 |
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---フジロックに登場するプロジェクト「ライトニングブルースギター」。全国5か所のツアーも気になりますね! 次回もどうぞお楽しみに! |
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●文:Yahoo!オークション |
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