インタビュー『Wings of Music』
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ニュー・アルバム『Wings of Music』をリリースするALvinoのみなさんの最新インタビューをお届けします! KOJIさんがたくさんの写真を提供してくださいましたよ(。・ω・。)♪ |
| ライブをメインに据えた活動にシフトしてきた |
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■前作『alone』からそんなにたったのかって気がするんですが。
KOJIさん:そうですね。音源を出したいなと思っていたんですけど、自分たちの意識のなかで「ライブ」ってのがメインになってきて、今年2月16日で結成5周年を迎えたんですが、その5周年の今年をどうしようかと。で、たくさんライブをしようと。 去年までは春にツアーをして、夏は動いていなくて秋にツアーをしてって感じだったんですけど、3人のなかでそれがなんだか物足りなくなってきて、常にライブをしていたい「自分の人生のなかに自然と音楽があるという生き方をしたいね」と3人で話していて。 5周年の今年はライブをたくさんやろうと毎月いろんなところでやっているんですが、なんかこのスタイルは5周年だからということではなく、来年も再来年もずうっとたくさんライブをやっていきたいってふうに自分たちのスタイルも変化してきていて、前回アルバムを出してからツアーという形ではあったんですけど、とにかくライブで会場に来てくださる方に音楽を伝えたい。 新曲ができたらすぐに聴かせたい。反応がよければ次のライブでもやる、反応が薄かったら一回引っ込めてに煮詰め直す、みたいな(笑)。 (一同笑) 音楽を作る上ですごくいい環境だなって感じながらやっていたんで。たしかにちょっと間が空いたなって気はするんですが、2年半の充実した時間を思い返せば、なんかこうそんなに空白期間もなくてすごく充実していたなと。 クラウンさんから出させていただくんですけれども、前作の『capsule』のときからいっしょに仕事させていただいていまして、そのディレクターの方がすごく自分たちにとっては厳しくもあり、手伝ってくれる存在でもあり、人としてのいい出会いができたんですね。 その方が常々おっしゃっているのは「君たちミュージシャンは遊んで暮らしているわけではなく、音楽を作って生きているんだから一日一曲くらい書いて当然だ。たとえば画家は年に一回作品を作るわけではなく毎日描いてそこから新たなものが生み出せる。音楽は特別なものじゃないんだ」って。 この2年半の間で、さすがに1日1曲書いてきたわけではないんですが、相当な数の曲を書いてきたんですよ。ライブでやっていないものも含めて。だから今回急にレコーディングが決まって、短期間に集中して録ったんですけど、そういう蓄積があったからすごく集中していいものを作れたっていう。 なのでこの2年半という時間がすべていい方にむかったなぁって感がありますね。「さあ、これからアルバムを作るよ。1週間あげるから曲を書きなさい」っていうんじゃなくって、日々の生活のなかから生まれた曲を吟味して、日々いろんなことから受けた刺激をどう作品に注ぎ込むかっていう感じだったんです。「今からCDという製品を作るぞ」っていう感覚がまるでなくて、自分たちの活動としての作品。「でもこれで全部じゃないんだよ、ほかにもいっぱいあるしアルバムでは伝えきれていないこともあるけど、おれたちのある側面を切り取ってギュッと詰め込んだよ」という、なんかそういう感じです。 ■日々曲を作りなさいっていう言葉をいただいたっておっしゃいましたが、それはみなさん曲を作られる方なので今までとは違うという戸惑いみたいなものはなかったんですか? KOJIさん:うーん。今までが甘えていたんだと思う。 翔太さん:今までというか、2年半ずうっと欠かさずにライブをやってきて、ライブがどんどん楽しくなってやばいぞこれ、と(笑)。それで今に至っているんですけど。 じゃあ、これだけ喜んでくれるのだから次は何を伝えたら喜んでもらえるかなとか。日々ライブをやっていくなかで、ただうれしいことだけじゃなくって、たとえば自分のなかでは人生をどうやって生きていこうかって迷う瞬間もリアルにあるなかで、そんなときにまたライブはあるわけで。そのときに自分はこう思ったっていう、楽しいことは抜きにしても、来てくれる人に向けて作っているって感覚になったんで。 以前はたぶんきっと曲出し会があるからそれに向けて作るって感じだったんで。今はライブに来てくれる人、あと手紙をくれた人に対してこういう返事を書きたいなとか。そういう感覚でいますね。 |
| 自分たち、聴いてくれる人たち、その両方の羽があるから羽ばたける |
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潤さん:そうですね。
毎日音楽に関わる生活をするなかで、今回のアルバムのタイトルを考えていたときに「音楽」っていうのを入れたかったんですよ。Musicなのか音楽なのかわかんなかったんですけど。いくつか候補を挙げてみて、そのなかにあったのが『Wings of Music』というタイトルなんです。
やっぱり自分に欠かせないものだし、自分の羽として音楽っていうのがあるんですね。ま、ミュージシャンだから当然だとして。 自分たちが紡ぎ出した音楽を聴いてくれる人たちがもう片方の羽で、両方がそろったときに羽ばたけるというアイデアをみんなからもらって、すごくいいんじゃないうかなって名付けたので、まさにそういうアルバムタイトル通りの生き方が切り取られているというか、ALvinoが切り取られているという感じがしましたね。 |
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■ライブを続けることで磨きこまれるっていうことなんでしょうか?
KOJIさん:アルバムの曲もそうなんですけど音源にした段階で最終形態じゃないって感じで、その瞬間瞬間が完成形だと思っていて。 でも、時間はこうして流れていて、だからその瞬間の完成形をめざしてきたわけで、聴いてくれる側と奏でる側の二つの羽でこの先ライブでこの曲たちをどうやって羽ばたかせていけるのかなっていうのが、すごく楽しみなんですよね。 だから磨くってよりかは、この日にしかこの雰囲気にならない、なぜかわかんないけど、その日その日の音楽があってそれを楽しみたいなって。それが傍からみたら磨かれていくってことなのかもしれないけど、僕たちはその日その日のこの曲を楽しみたいって感じで。 このアルバムに収録されているものも、この日にしかできなかったこの日の最高の瞬間の演奏だったり歌だったりするから、そこは自分たちで楽しんで作ったから聴き返してもつらくないんですよ。なんかいろいろおもしろかったことが思い出されるというか。 |
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翔太さん:たしかにつらくないですよね。 今までってどちらかというと......アルバムを作ろうと、でメロディーをもらってそのメロディーのなかでどうやって言葉でどういうふうに歌おうかと、まあふつうにやることなんですけど。 そこに何か苦しみではないですけど、振り返って楽しさがあんまり入っていなかったのは、とはいえそのときには一生懸命やるわけなんですけど。 今回のアルバムを作っていて思ったのは、まずメンバー間のなかで、1曲目の「運命はこのように手を叩くのだ」なんかは、KOJIくんが歌詞とサビのメロディーはできたと。 で「A、Bはこういう感じ(コード)なんだけど歌ってくれない」って。それで歌ったら「それいいじゃん」と。 「そここうしたら......おお、それやばいんじゃない」みたいなそういうのがずっと続いていたんですね。 まず、メンバー間でそういう楽しいことがあったってのがひとつと......。 |
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今回10曲のなかで「ナミダクロニクル」がそうなんですが、2年半のライブのなかでブログのページで言葉を募集して、それにALvinoが曲をつけるって曲なんです。 「ALvinoのライブは見ていると知らないうちに涙が止まらなくなる。今度は知らないうちに笑ってる。優しい涙に出あえる場所。涙と笑顔を歌詞に入れてください」と。 まさしくライブでいっしょに楽しんだ人の要素も入っていて、いろんな楽しさの汁が入っていて、今までと全然違う空気感が入っていると思うんですよね。そのときそのときにしか出せないコンディションの歌を歌っているんですけど、歌った瞬間に、ライブで言葉を送ってくれた人を前にして歌っていたときのことを思い出せたりとか。 『Wings of Music』、1人じゃできないアルバムになったなぁって思いますね。メンバーの誰かが欠けてもできないし、今までライブを通して出会って、いっしょに楽しんできた人たちがいなかったらできなかったアルバムだなと思っています。 ■今のALvinoの姿が、ALvinoをスタートしたときに思い描いてた姿なんでしょうか? KOJIさん:(少し長めに)うーーん。 いっしょに音楽をやりたいなと思ってやり始めたのがきっかけで、そのときはいっしょに音楽をやれるやつを探してただけだったんです。で、出会いました。 人と人だから出会ってから方向性って決まるものだと思うんですね。自分たちが何やりたいのかってのをそこから探し始めて。でも、自分たちがホントにやりたいことは表に出さないと探しようがないっていうのかな。 ホントはやりたくないけど、やりたくないって言えない空気だからやる気を出して見せるってのはホントじゃないし、どれだけオープンマインドになれるか。 でも、人間ってのはどうしても少しだけ心を閉ざす部分も持っていて、なかなか仲間と深い絆ができた関係のなかでも本当のことを話し合える環境を持つっていうのは難しいことだと思うんです。 この5年間お互い心を開いて、あるときは閉ざしたりとかそういうことを繰り返しながら、徐々に3人のハートが開いてきて、やっとホントにやりたいことのスタートラインに、5年たって立つことができたかなって感覚なんですね。 だから、ALvinoが今やっている音楽、歌詞の方向性であったり、ライブの見せ方であったりってのは、ホントに3人が見せたくてしかたのないものってのをやっと見つけて今表現しているから、ぶっちゃけすごく楽しいんですよね。出会ったときに見えていたかっていうと、正直全然。霧のなかでしたね。 潤さん:今まで好きなことをもちろんやってきたんですけど、好きなことだけじゃなくて、こう思うよねって共感できる部分ってのをすごく大切にしたかったし。それは上から目線じゃなくって「こうこうだから絶対そうだよね」っていうんじゃなくて、いっしょに感じられるっていうか。 五感を使っていっしょにそのことを思えるものを作りたくて、そこで何をイメージするかっていうとやっぱり聴いてくれる人たちのことをイメージするんですね。 ALvinoってのは、今までライブをたくさんやってきて聴いて楽しんでくれて、さっき出た「ナミダクロニクル」で泣いたり笑ったりできる、そういう人たちのことを思うとこういう言葉が出てきたっていうか。 今回はすごくシンプルな言葉を並べているんですけど、でも、それがいちばん僕たちが伝えたかった言葉なので、今回はそういう歌詞ばかりになりましたね。自分たちが本当に伝えたいことを心閉ざさないで伝えるというか、思っていることが言葉になったなって思いますね。 |
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| "にぎやかし"は大事 |
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■『ナミダクロニクル』の成り立ちをうかがうと、ファンのみなさんからお題を募集して曲を作るバンドなんて聞いたことないし(一同笑)。さっき潤さんがとってもいいことをおっしゃっていましたが、「上から目線じゃなくて、どう感じる?」ってのをファンのみなさんといっしょに作り上げていくってのはものすごくめずらしくって。自分がアーティストだって思ったらなかなかできることじゃないなって思うんです。
KOJIさん:アーティストって言葉を使うのって、たとえば「私アーティストですからって言ったらカッコよく聞えるかな?」ってときには使うんですけど。でも、アーティストってうよりかは、翔太なんかはその色が強いと思うんだけど、なんていうか"にぎやかし屋さん"? (一同笑) たくさん人が集まったら、1人それを先導してリードしてくれる人がいるだけですごく楽しめたりすることってありますよね。"にぎやかし"がいなかったらみんなどう行動していいかわからないから、わりと気どってみたりとか、心底楽しめる空気って作れないけど、そこに1人そういう人がいることで一体感が生まれると思うし。 僕、ドリカムのライブ(DVD)で、吉田美和さんがお客さんを先導して手を振ったり、声をからして歌ったりする姿を見て、こういう言い方が正しいかどうかはわからないけど、なんか楽しみ方をリードしていて、"にぎやかし"っていったら失礼かもしれないけど、すごく「みんなこうやって楽しもうよ!」ってみんなをリードしているように見えたんです。 それをできる人間のパワーってすごいなって思ったし、誰もができることじゃないし。 僕は自分で言うのもなんだけどわりとシャイなところがあるから、なんか照れくさくってワァーッと言えないけど、翔太はにぎやかしてくれる感じなんで、僕たちが何かを提示して「みんなもこう思え」ってよりかは、とりあえず1か所に集まってみんなで騒ぎませんか? みたいな(笑)。そういうところが好きってのが根本にあるのかもしれませんね。 それならお題を1個作って、いい曲を作って「みんなにスゴイって言わせたい」みたいな(笑)。 (一同笑) みんなで楽しめることを自分たちが先導して作っていきたいってこと。なんかそういうイメージかな、おそらく。 ■にぎやかしといえば、避けて通れないのが......"翔子"。 (一同笑) 翔太さん:あのO-Eastの後ですね。2/16に一度出演いただいて。そのあと翔子から「私ちょっと出過ぎたかも」と。女性も鮮度が大事だっていうんで、また新しい曲を引っ提げてくるって言ってたんで、それまでちょっと寝かしておこうかなと。 (一同笑) ただ活動中ですけどね、見えないところで。いろいろ、次に向けて。 KOJIさん:ちょっとキャラが先行し過ぎて、中身がないことに気づいたんですよ。 (一同爆笑) 翔太さん:出落ちで。 KOJIさん:出落ちで(笑)。せっかくあんな濃いキャラなんだからめちゃくちゃいい曲作って、そのギャップを楽しむようにしたらいいんじゃないって話をしていたんですよ。 アルバム制作が入っちゃったからその曲はまだ手をつけていないんですけどね。 めちゃくちゃいい曲をやりたいなと、あのキャラクターで。みんなやんや言ってても曲が始まったら「なんかいい曲かも......」みたいなね。 ■泣かせちゃったりして。 (一同笑) 翔太さん:翔子で泣かすっていいっすよね。 KOJIさん:そうそう、なにかしら中身を設けて再出演を依頼しようかなと。 翔太さん:(笑)ちょっと思いついたんですけど、半分翔子で半分翔太でデュエット曲にしようかなって。 (一同爆笑) 潤さん:ああ、横向くと翔太、振り返って翔子みたいな(笑)。 KOJIさん:ああ、ええなぁ(笑)。 翔太さん:翔太フィーチャリング翔子みたいな(笑)。 僕はこのノドで3人が作る音楽を道具として「楽しかったな、また次楽しいことがあるからがんばろうかな」って思ってもらえるような、そういう存在になれればなって。 その道具として必要な3人が集まっていてっていう感覚がすごく強いです、最近。 僕の場合は歌でできる限り多くの人を楽しく、笑顔をさせられることができたらと。でも、そうやって翔子に手伝ってもらったっりとか、道具が増える分にはそれはそれでいいかなって思っています。 ■どんどん尺が長くなったり。 うん、でもそこで飽きられるとね。 (一同笑) KOJIさん:あれ、近くで見るとなっかなかのインパクトなんでね(笑)。 (しばし翔子の話で盛り上がり......) |
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| 常に"人"を感じていられる日常 |
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■ALvinoはどんどんライブバンドとしての色が濃くなってくるわけですね
KOJIさん:たくさんライブしたいですね。実は、80年代に活躍していたたくさんのアーティストのライブの本数を見てぶったまげたんですよね。年間300本!? えっ? 1年って365日しかないよなって。1日2公演で400回を超えているアーティストもいたりとか......。 考えたら年に2回ツアーしていただけの本数を考えたら、少ねぇって。もうホントに300回以上ライブしたいなって。今はまだそれができるようなスタンスで活動できていませんけど。 以前まであったツアー前にリハーサルやって久しぶりに練習しなきゃっていうことや、よし明日ライブだからしっかり練習して気合入れて行こうかっていうのが、今はもうなくなったんですよ。 潤さん、翔太さん:たしかに(と大きくうなずく)。 KOJIさん:前日までスタジオで曲作りしてて「明日ライブだからはよ帰ろか」みたいな。 なんかもう自分たちの生活のなかにライブが入ってしまっている感じっていうか。 レコーディングもそうかな。レコーディングって今までだと気を張って「するぞ」って感じだったのが、今だとレコーディング中は時間がなかったから(夜)11時までレコーディングしていったん帰宅して、仮眠して明け方の光が撮りたかったから「じゃあ(早朝)3時に○×に集合ね」みたいな。 レコーディングもそうだし、撮影もそうだし、ライブも、気を一発入れなくても常に気を張っている感じで。それが全然苦痛じゃなくて。 以前より軽い気持ちでできるから、ギターは平気でもノドはコンディションってのもあるから、詰め込み過ぎて(翔太の)ノドをつぶしてもマイナスだから限度があるけど。どんどん本数は増やしたいなと。翔太なんてリハの間に(「うたのわ」の)ライブの予定を入れてきたんですよ。1日どうしてもスケジュールが合わなくて、空いたところに「ここライブ入れていいですか?」って(笑)。 (一同笑) 「こっちはいいけどおまえエライ身軽になってるなぁ」って(笑)。 どちらかというと翔太はライブの前はグーッと自分の世界に一度入っていくタイプだったのに「全然いいけど」みたいな(笑)。ライブに向けて日ごろから気を張って、あんなことしようかなこんなことしたいなって考えているから、ポンっと入っても自分も楽しいし(見に来てくれた)人にも楽しんでもらうことができると思うんですよね。 翔太さん:いつも音楽に触れていると、常に人に触れている感じがするんですよね。もちろん1人になって翔子のこと考えついてワクワクしたりとか、そんなときでも人がいるっていうか、なんていったらいいのかわからないんですが、人に触れている感じがするんですよ。 KOJIさん:誰に対して何をしたいかっていうのが明確に見えてくるんですよ。 今までもそうだったんだけど、やっぱりライブしていない期間があったりするとどうしても感覚が薄れていったり。たとえばファンレター1通の読み方まで変わってくるというか、ライブでこんなことしてほしいですとかこんな曲を聴きたいですって手紙をもらって「じゃあ次のツアーでやろうかな」って思ってもそれが2か月後だと鮮度が落ちちゃう。 でも、今は「今日は○月×日だからこんな曲がピッタリだな」と、だからそういうオーダーが来ても「おぉ、次やろう、次やろう」って。「ありがとうな」みたいな、人を感じるっていうか。
■昔から比べるとインターネットのおかげでファンのみなさんとの距離も縮まっている感じがしますね。ブログ、Twitter、生放送、ラジオなどなど......。 KOJIさん:ファンクラブの方でもブログをやって......、はっきり言って破たんしてきていますね(笑)。 (一同笑) でもね、今「YouTube」でALvinoオフィシャル・チャンネル(外部リンク)ってのを始めたんですけど、あれが僕のなかではやっと見つけたって気がした。 自分たちを表現する場所ってのがどうしてもほしくって生放送もすげぇって思ったんですね。そこでプロモーションもできるしすばらしいなって思ったけれども、現代の人たちって何かに合わせて生活するんじゃなくって、自分の生活に周りを合わせるっていうことを大事にしていますよね。 僕が子どものころは7時に「○×」が始まるからそれまでに帰宅する、6時半にお風呂に入って7時にはテレビの前にいるっていうね。ビデオなんてなかったし。自分の生活は違う何かに合わせてしていたんですけど、今の人たちってYoTubeで見ようとか、生放送のアーカイブを見ようとか、自分の生活に周りを合わせるんですよね。 「ニコ生」や「USTREAM」で生放送をやったときも、見られないっていう人が意外と多かったんですよね。生放送ってそのとき見られなかったらもういいやってなるんですね。ALvinoの音楽を広めていくにはなんかちょっと違うのかなぁというのもあって......。 で、人にすすめられてYouTubeにALvinoオフィシャル・チャンネルを作ってみたんですが、なんかこれってどんなときにも自分たちを見てもらうことができる、というので今ではTwitterよりもブログよりもこれ。そこで何を見せていくかってことを考えるのが楽しくて。Twitterは今やALvinoオフィシャル・チャンネルの告知になってしまっていますね(笑)。 翔太さん:入り口ができたって気がしました。 ALvinoをすでに知っている人もそうだし、これから知ってくれる人もこのALvinoオフィシャル・チャンネルを見てくれたらどんな人か、どんなことをそれぞれやっていたりするかってのを知る入り口としてすごくステキだなって思います。過去のPVとかも全部見られるんですけど、まあ、ま......それもおもしろいですよね、変化が。 (一同笑) 自分たちのメッセージも送れるし......。ひとつ、今ワクワクしていることがあるんです。
「虹色きっぷ」って曲がぼくのふるさとの北海道の子どもたちに歌詞を募集して、またおんなじようなことやっているんですが(笑)、夢に関して言葉を募集して、それにALvinoが曲をつけたんですね。 「虹色きっぷ」は実際に十勝の子どもたちに募集したときに音更小学校の4年生が音楽の時間に新聞の記事を読んで取り組んでくれたんですね。ホントにステキな言葉がたくさん集まっていい曲になったからPVをその子たちと撮ろうってことになったんですよ。 実際に曲が出来上がるまでっていうのは、まず夢について「あなたの夢はなんですか?」「僕の夢は○×です」「どうして○×なの?」って書いて、そして将来の自分に向けて言葉を書いてもらったんですよ。そこからPVが始まって。 その言葉をALvinoのメンバーがもらって、それに曲をつけて、出来上がったものを僕が持っていってと、実際にあった曲が出来上がるまでを映像にしたんです。それももちろんALvinoオフィシャル・チャンネルでも見てもらえるし、初回盤限定のDVDにも収録されているんですけど。 自分らしい夢を持って生きていってほしいってのを、この5月から始めているんですが、全国の子どもたちのいるところへ行って音楽で遊んで夢の話をして、夢を持ってお互いまた会うときにかなえあっていたいねという夢の種を植えていきたいってことをやっていて。僕が全国のいろんな小学校に行ってその小学校ごとに「虹色きっぷ」のPVを作りたいなって思っていて、そういうのもどんどんアップしていきたいなって思っています。 ■音更小学校以外のバージョンも見られるかもしれない。 翔太さん:それって子どもたちにとっても夢がありますよね。自分が映るって思ったらうれしいですしね。 その小学校に行ったときに虹色きっぷってのをプレゼントしようと思うんですけど、「○×から×○行き」とか書いてあるんですけど、夢がたとえば野球選手なら「今日~野球選手行き」とかっていうてづくりのきっぷを渡そうと思ったりして。潤くんに作ってもらっているんですけど(笑)。 それを渡すところをALvinoオフィシャル・チャンネルで見てもらおうかなと思っているんですよ。自分たちは音楽でいろんな人たちを笑顔にしていきたいので、そのいろんな側面を見てもらえる場所だなって思います。 KOJIさん:あとディレクターズカットっていうね、最初にできたラフなものからどんどん手を加えてよくなっていくんだけど、この段階のが俺は好きなんだけどてのがあるんですよ。 今までだとそういうものはメンバーの記念に持って帰って楽しんで、みたいなものだったんですけど、正直個人じゃ楽しめないんですよ。自分がいいと思ったものはみんなに見てほしいし。 途中のものでも自分が気にいったものはディレクターズカットでもいろんなエディットの名前をつけていろいろなバージョンとして見せることができる場所でもあるし。今は音楽番組も減ってきているし、すごくいいPVができても発表する場がない......。それがALvinoオフィシャル・チャンネルではできる。どんどん見せて行きたいと思っています。実は今、これも撮っているんですよ。 (インタビュアー動揺の色隠せず、笑うALvino......) ワンカットは使うと思います、今日ビノっていうコーナーで(笑)。 ■映像編集の仕事もすごくなってきますね KOJIさん:もう自分が何屋さんかわかんなくなってきていますね(笑)。だいたい僕が写真、映像、音楽、webをやっていますね。自分がバンド活動していくうえで、やっぱりいちばんストレスっていうかネックになっていたことが、ちょっとした映像を作りたくてもわからないので誰かにやってもらわなくちゃいけないけど、ちょっとしたYouTubeに流すくらいのものを頼んでもすごく高かったり時間がかかったりとか、写真にしてもちょっと色見が、やってくれる人のこだわりがあったりしてイメージ通り進まないとか、いろいろストレスがあったんですけど、もうそれらを自分でやるようになってからなんのストレスもなくなりました。すべてバンド活動のために注げるから、待つ時間がなくなった。 ■潤さんは何かやってらっしゃるんですか? 潤さん:僕は映像とかよくわかんないので歌詞とか曲をやっていますね(笑)。 ■たしかにオンデマンドってのは現代人には必須かもしれないですね。やりすぎってくらいやっていますね。 (一同笑) KOJIさん:でも、今それ以外にやりたいことがないんですね。すごく楽しくて。僕自身テレビ見なくなったし、ラジオは作業中かけてたりしますが、今まで楽しいと思っていたことが、やれることが増えてスキルが上がってきたら全然楽しいと思わなくなったんですよ。ネットでいろいろギターを探すのって昔楽しかったですよ。なんか、今その時間があったら別ことしたいと思っちゃう。まあさんざんやってきたからだとおもうんですけど。 ■はあ。じゃあ、もうヤフオクは使ってくれていないんですね......。 (大爆笑)いやもうオークション三昧の毎日で大変なんですよ。送料タダになんないんですかね? (一同爆笑) |
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| 5年たって、やっとスタート地点に立てた |
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■最後にギターラボってくらいなんで機材のことを聞きたいと思います。お2人今回のレコーディングではギターは何本使われましたか?
潤さん:今回はエレキ3本ですね。レスポールとストラト(キャスター)というオーソドックスな2本とESPです。今回はストラトが多かったですね。 音がけっこう前に出てくるので、同期ものも多かったのであえて前に出る感じのものしようかなと思って。デモの段階でプラグインで入れていた音が、歪みとか使っていたので変なへばりつく感じがあったんですね。それがおもろくってアンプで同じように作って使いました。エフェクティブなおもしろい音を作りました。アンプはマーシャルです。 KOJIさん:僕はほとんどレスポールかな。あとKILLERのプロトタイプのアームが付いたものも使いましたね。あと、アコギはギブソンのJ-45だったかな、低音が出るやつとライブで使っているガットギターです。あんまりこのギターでなけりゃっていうことはなかったですね。 唯一グレッチを使いたかったんですけど、打ち込みがけっこう多くてグレッチのやわらかい音だと負けちゃうんですね。だから今回使えなかったのは残念ですね。逆にグレッチでしかできないような曲を作ろうかなと。 アンプはメサ・ブギーがばっちりだったんで。 そのキラーのプロトタイプが自在に音を出せて、さらに完成形は「僕のおもちゃ」みたいなギターでいろんな新しい機能がついていて、いっぱいおもしろい音が出せそうなので「早く作ってよー」って感じなんですよ(笑)。そっちに夢中になっていると今まで大事にしていたギターを弾かなくなったりして......。グレッチはこないだ家に持って帰ってメンテして。ちょっとライブで使いたいなぁと。めんどくさがりでライブはいつも1本のギターで通しちゃうので。めんどくさがり屋さんなんです。 ■翔太さんは...... 翔太さん:えーっと、今回はノドのこの部分を使ってー(笑)。 KOJIさん:でも、実際今回のアルバムは違う人に歌ってもらったんで (一同爆笑) 翔太さん:ホントに信じる人いるかもしれないんでやめてよーー! (一同笑) なんか歌声が変わったって言われるんです。なんか今までと違うねって言われるんですよ(笑)。 KOJIさん:レコーディング専用翔太ってのがいるんですよ(笑)。でもね、ライブのときとレコーディングのときと違うんですよ。レコーディングのときはライブのときほど声のテンション高くないんですよ。ライブのときは、きゃあきゃあ走り回って歌っているクセに、レコーディングのときは下向いて「あ、ちょっと聞かせてください」って、テンション低っ! (一同笑) 翔太さん:人格が変わりますね。ただ単にレコーディングのときに淡々とやっている人に憧れてるんです。 KOJIさん:パフォーマンスか!? (一同爆笑) 翔太さん:内心すごく興奮しながら「やべえぞやべえぞ、これやべえぞ!」「どうすか?」ってのをあんまり出さないようにしているかもしれませんねー。 (一同笑) ■いい感じで5年たったんですね。 KOJIさん:やっとスタートって感じですね。やっとここまできたな、さあ行くかーって感じですね。 翔太さん:やばいですね。ホントにライブ楽しいですよ。 ■3時間くらいやってますもんね。 KOJIさん:それ反省して最近は2時間15分くらいにしているんですよ。ムダなトークは端折ろうと。ついつい中身のない話をだらだらとしていしまうんですよ。あっという間に過ぎたねって言われるくらい中身の濃いライブをしようと心がけています。年に1、2回ムダ話に話の花が咲くこともあるんですけど。中身の濃い、そういうライブを目指しています。 |
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---今回はいつものリハーサルスタジオではなくクラウンレコードさんの会議室で行われました。ほかのアーティスト、ミュージシャンの方ではありがちなんですが、少々勝手が違ってとまどいました。
でも、いつものフレンドリーな3人に逆にリラックスさせられて、楽しいインタビューになったと思います(自画自賛)。今回は自前の写真や動画がなくて残念なのですが、それはALvinoオフィシャル・チャンネルでお楽しみください。 最後に、当日「虹色きっぷ」について熱く語っていた翔太さんの衣装の両そでが虹色になっていたことをご報告しておきます♪ |
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3rd Album「Wings of Music」 01.運命はこのように手をたたくのだ 02.虹色きっぷ 03.Close to you 04.WB 05.約束 06.ナミダクロニクル 07.たからもの 08.キミトボクノ地球(ほし) 09.Thanks 10.明日 11.君が好きだよ(通常盤にのみ収録) ※画像の初回限定盤には、DVD「虹色きっぷ」Music Video+特典映像収録が付きます。 |
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【LIVE information】 ■ALvino 2011-2012 5th Anniversary Live"PLUS ONE"~Wings of Music~ 7月2日(土)越谷 EASYGOINGS 7月3日(日)西川口 HEARTS 7月16日(土)HEAVEN'SROCK 熊谷 VJ-1 7月18日(月・祝)HEAVEN'SROCK さいたま新都心 VJ-3 7月23日(土)川越 DEPARTURE 7月24日(日)北浦和 Ayers ■ALvino 2011-2012 5th Anniversary Live"PLUS ONE" Naked~Wings of Dream~ 7月9日(土)帯広 MEGA STONE |
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![]() | ●協力、写真提供:ALvino、クラウンレコード ●文:Yahoo!オークション |
読者コメント(3件のコメントがあります)
>TOKIKOさん、yukiさん
コメントありがとうございます! おほめいただきこそばゆい気分ではありますが、とってもうれしいです。
今回のアルバムは楽曲もすばらしく、何よりメンバーみんながひとまわりもふたまわりも成長している姿をうかがえる内容です。
みなさんと共に歩くALvinoを、これからもいっしょに応援しましょう!- 投稿者:ギターラボ編集長 | 投稿日:2011年6月22日 19:04
じんわりと、ALvinoを心に感じながら読みました。
私はここ2年位のファンなのですが、ずっとALvinoさんのファンだったような…。思わず
そんな気持ちにさせてくれる位、素敵なインタビューでした。ありがとうございました。
帯広のライブ、車を数時間かっ飛ばして参加する予定です。
今から楽しみにしています。- 投稿者:yuki | 投稿日:2011年6月22日 18:54
素敵なインタビューありがとうございます。
ギターラボさんのインタビューは、いつも切り口が一味違ってとっても読み応えがあり、そのセンスの素晴らしさに感動しています。
またメンバーに普段聞けない、あんなことやこんなことを聞いてくださいね(笑)
これからも楽しみにしています。- 投稿者:TOKIKO | 投稿日:2011年6月22日 18:29
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